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息苦しい日々には・・・ [大阪秋の陣]

年末の追い込みで忙しい皆様、コンビニにお弁当を買いに行くのも、飲み物を買いに行くのも時間がなくてさっと買ってさっと帰ってませんか??

別にコンビ二に居座って長々とくつろぎなさい、というようなお話ではありません。

私もさっと派の一員ですが、というより、最近ゆっくり時間を作って何かを物色したり、何かを探したり、何かに気づいたり、というようなゆとりが少しなくなってきていることに危機感を感じている。

私のゆとりってこの商品とはあまり関係ないのですが、2006年(私がイタリアに居た頃)から売っているらしい、酸素缶。

現代人は、大気汚染、喫煙、ストレス、運動不足等様々な要因により、肺機能が衰えやすい環境にあり、慢性的に酸素が不足がち。さらに長時間のデスクワークなどのために、姿勢が前傾となり肺が広がらず浅い呼吸になる。また、肺の限られた部分しか使用していないため、酸素の取り込みが不十分だそうで・・・

通常の空気は酸素を21%程度しか含まないので、浅い呼吸で酸素不足を感じると、あくびやためいきになるらしい。歩いていても、久々に会う人からも、ためいきがかなり気になることもある。

私はさすがにためいきはあまりつかないけれど、歩いていたり、一生懸命体を使って何かしている時に限ってあくびが出たりするのはこのためなのか?

こうした酸素不足を解消するために普段から深呼吸をし、良質な酸素を肺全体に送りこむことが大切なのだそう。

便利便利になっていくコンビニで、酸素まで売っている日本。海外の人はびっくりだろうな。

でも買うと大げさな気がする。お休みの日に山とか海とか行って、リラックスできればいいのに。そんなわけにはいかない忙しい人も多いけれど・・・


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日に住む [大阪秋の陣]

ひさびさに大阪の和泉に住む友人と会った。堀江をうろうろしてから彼女の仕事の関係で雑誌をリサーチしに本屋へ。何件も本屋をハシゴして、hinismというきれいで透明感のある雑誌を見つけた。

今回購入したのは"4"。

『hinism(ヒニスム)』は、年1回ほど刊行というスローペースな出され方で、その存在を知らない人もきっと多いだろう。実際、イタリアに行く前からあったみたいだけれど、知らなかった。

日々にみる、
日常にいきる、
日本に住む、
そして日本に宿る。

ヒニスムとは、実は日常生活のことであったり、日本の“日”の字にかけた言葉であったり、また、太陽を意味していたり・・・とにかく、“生きる”ことというよりは、“生きている”という現実にフォーカスした雑誌。

日本人として、ヒト一人一人、個人としてのローカリズム、そして、パーソナルなこと、それでいて人としてグローバルな価値観が、何気ない写真、一枚一枚がぐっと見つめてしまう、考えてしまうような写真で語られる。写真の美しさも好み。

この日本人の“たたずまい”が英訳付きで海外でも販売されているのだそう。

販売経路も限られていて、ロット数も少なそうだし、こんなにストイックにひたむきな日に住むというテーマに打ち込んでいる雑誌に出会ったことがなかったから、なんだか幸せな気持ちになった。

こだわりをなくしたら意味がない。ヒトそれぞれ“こだわり”は違うけれど、生きるという行為については全員が全員一生に一回しか与えられていない貴重なもの。だからこそ、私はこだわって、こだわって生きたい。ヒニスムは、バックナンバーを揃えたい!


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山の秋 [大阪秋の陣]

そろそろ関西エリアでは秋の紅葉シーズンに先駆けて、駅や至る所でそのポスターを見かけるようになってきた。紅葉は、“秋が急ぎ足で突然やってきて、昼夜の寒暖の差が大きくなれば大きくなるほどきれいな色に染まる”、と懐かしの京料理屋の支配人が言っていたのを思い出した。

秋という季節は何かと哀愁を感じさせるシーズンで、旬の味覚や目で楽しむ紅葉もいいけれど、いろんなことが懐かしく思えてくる。よみがえってくる。

最近めっきり朝晩が寒くなってきて、でも昼はそこそこ気温も上がるので着るものの調節が難しい。

先週になるけれど、吉野の山にいつ公開されるかわからない秘仏をみにいってきた。雨が少し降っていたこともあって、靄がかかった山は秘仏の公開とあわせて幻想的な雰囲気に包まれていた。

金峯山寺蔵王堂には1300年前に、役行者が感得されたといわれる金剛蔵王権現がご本尊として三体「釈迦如来(中尊)・千手観世音菩薩(右尊)・弥勒菩薩(左尊)」が安置されていて、このご本尊はわが国最大の秘仏とされ、普段は閉扉され拝観することができない。それを一目見ようと、山岳宗教の信仰者の方々がたくさん訪れていた。

吉野は日本一の桜の名勝として知られているけれど、吉野山が現在のような桜のイメージで知られるようになったのは、平安時代後期あたりからと考えられているらしい。

平安期に修験道が発達するにつれて、開祖である役小角の奉じた蔵王権現の神木として桜が尊重されたことから、吉野山の桜が徐々に名を上げた。それまでは雪景色の美しさを歌などに詠まれていたそうだ。

山を神とする日本人の、身近ではなくてもやはり心惹かれる土地柄、歴史も深く、他の寺社などにはない独特の力強く、それでいて質素な佇まいは、もっと世界の人々にも知ってもらいたい場所だと感じた。

なんというか、芸術作品などもちろん美しくて素晴らしいものはたくさんあるのだけれど、自然の風景を見るだけでも、ものすごく感性を磨かれると言うか、そのまますっと何か感じるものがあるというか・・・修験道に入ろうとは思わないけれど、そういう道に見せられた人もまた、きっと芸術家なんだろう。


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強烈レトロ [大阪秋の陣]

強烈にインパクトのあるものに出会った。

日本三古湯の一つである兵庫県の有馬温泉の名産品で、炭酸泉がある地域ならではの、炭酸水を使って焼き上げる薄いせんべい。表面には焼型の紋様が凹凸を成していて、それぞれの老舗の名前や“名代”など焼き付けられている。
円柱形の缶入りのものや、個別包装されたものが大きな缶に入っているものなどがあるけれど、その缶を包んでいるのが、今日のタイトルの強烈レトロなパッケージ。

私は炭酸煎餅なるものは知っていたけれど、なんとなくお菓子、それからお土産、おじいちゃんおばあちゃんの、なんていうイメージが勝手にあったので、こんなパッケージ想像もしたことがなかった。だからなんてことないかもしれないけれど、ものすごく目に飛び込んで来た。

きっと印刷のカラーバリエーションがない時代からずっとこの色身をイメージカラーとしてパケージに使ってきたのかな(そんなことはないかもしれないけれど)、とか、お店にこれだけ積まれていると、なんなの?って外国人は思ってしまうかも?とか、このなんとなくレトロな感じが有馬温泉の温泉街の雰囲気を物語っているようで、なんともいえない懐かしさ、ある意味ものすごく日本的なものだな、という印象を受けた。新鮮だった。

ちなみに炭酸つながり(?)で、有馬温泉はソーダ水の発祥の地らしい。その瓶もまた、強烈レトロだったのだった。

そんなものたちって、なんだか素敵ではないですか??

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くもり [大阪秋の陣]

“くもり”のある時ってありますか?というのは、なんかこう、もやもやするというか・・・やる気がないと言うか・・・いや、やる気はいつだってあるのだけど自分ではどうしようもないもやもやに巻き込まれているような・・・

見通しよくならないかなーとぼんやりしている。なんかこう、やらなければならないことに時間が割けなかったり、わかっていることをあえて忘れてしまっていたり・・・空回り。

でも、それは自分だけではなくて、今自分の周りがすべてから回っている気がする。

人は自分のことを棚に上げてしまう。そして、自分のことを棚に上げている時に限って他人を攻撃していたりする。自分にも言えることなのだけど、そういうときに人間というものが面倒くさくなったりもする。

そんなことが、日本全体で、どこでも、どんなに大きな組織でも起こっていたりする。みんながみんなよくできた人間にはなれないけれど、なにか方法はないものか・・・


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団塊のヒトのひとこと [大阪秋の陣]

今日リサーチの途中にふっと検索にひっかかったblogがあった。

そのblogのオーナーさんはいわゆる世間で言う団塊の世代の方なんだそうで、彼のトピックは、“なぜ、地方都市に住んでいる人々は東京に行きたがるのか?”ということだった。

・・・

私のイメージする(あくまでも勝手なイメージ)団塊の世代の人って、ガッツがあるないにせよ、どんどん東京に出て行って、稼いで、ってしていって、その挙げ句東京という首都にありとあらゆるものを集中させた張本人なんではないか?と思っていた。

彼の住む地域には、大企業ながら本社を東京に移さない会社が多いらしい。ここから世界と直接繋がっているので、移す必然性がまったくなく、世界を相手にしている企業が東京にいる必然性はまったくないのだそうだ。

胸を打つひとこと・・・

今大阪で活動している私にとって、このひとことには深くうなずかざるを得ない。地方発世界へのビジネス展開に、もう今はもはや日本市場のマーケティングはいらないのかもしれない。いや、いるのだけれど、もちろん日本人の人にだって商品のよさやブランドのことは知ってほしいし、応援してほしいのだから。でも、必要以上に日本=東京みたいな図式はいらないのではないか、と私も最近思う。もちろん、東京を否定している訳ではないし、むしろ東京に行ったらそこでしか買えないものとか見て、うきうきしてしまうのだけれど、現在webを介してこうやって日本全国の方々と間接的にでもコミュニケーションできるのであれば、企業だってそれができるわけで、下手すればぜんぜんお金をかけずにアイディアで地方の事業を世界で成功させられる。

とは言っても、このblogのオーナーさんは東京生まれの東京育ちなんだそうで・・・

でも、地方におもしろいものがたくさんあるって、みんな絶対昔からわかってたのに、最近になってデザインがそこに介入できるようになったことで、表現の幅が広がってきたから、このグローバル化が、俗に言う欧米化が進む中での、ローカルな展開なのだろう。

そう考えれば、イタリアに行く前に感じていたより、日本はデザインの国であって、そして一般の消費者の感覚だって、ものすごいスピードで変わってきている。

と、あらためて実感させてもらった夜だった。これからもっともっと大阪で頑張ろう。

なにせ、地方が好きだから。

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そろそろ再開です [大阪秋の陣]

ミラノから帰って来て、もう半年。もうずいぶん日本の暮らしの勘を取り戻し、彼と香港との遠距離恋愛にも、慣れということより、すでに外国人とつきあう時点で覚悟していたと言うか・・・もともとドライな方だったと言うか・・・なんだかんだですべてのことに慣れてきた今日、10月。

そろそろ最近忙しいとか言いつつも、こうやってなにかしら語ることはいいことだと思い直し、またblogを再開することに決めた。

新しい生活を始める時って、ものすごく勇気がいるし、多少なりとも今持っているもの、あるいは時間だったりを犠牲にしなければいけない。私は18の時からなので、かれこれ5~6年は家族と離れて暮らしていたのだけれど、今になって家から仕事に行けるようになった。だから、犠牲にしたのは一人で自由にだらだらできる時間で、得たものは疲れて帰って来ても、誰かがいておかえりと言ってくれること。しかもイタリアで過ごした2年弱、この期間で私は自分が思っている以上に人生で大切なものを学んだり、身につけたりした。

きっと私は関西から離れられないんだろうな、とつくづく思う。なんだかんだでイタリアに言っている期間以外関西圏から出たことがない。そしてこれからも・・・

関西発、世界、ローカルだけどグローバル、なんか、いいんじゃない?的なものに、引っ張られて生きていくんだろうな、と思う。

これからほそぼそと、またblogをやっていこうかな、と思う。

ひさびさです。

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